明日は私の誕生日。
メンバーがお祝いしてくれるんだって。
だから、今日は2人でお祝いしようって言ってくれて。
今は中澤さんのマンションにいる。
この幸せはいつまで続くのかななんて・・・不安にもなったりして。
「吉澤、何を考えてるん?」
「え?あの・・・いつまで続くのかなって」
「何がや?」
「この幸せが・・・」
アホな事考えんなやって抱き締めてくれる。
でもさ、あんまり幸せすぎて怖くなるんだよね。
「ほな、約束しよ」
「約束?」
「この先、お互いの誕生日は必ず一緒にいよ」
「中澤さん・・・」
「誕生日だけやなくて、ずっとな。
だから、もうそんな事考えるのやめや」
「うん・・・」
「吉澤が、こうやって傍にいてくれる。
それだけで、アタシは幸せやから。他になにもいらん」
「大好きです・・・」
「アタシも好きや」
そっと重なった唇が、約束の証みたいな感じがした。
いつもより頭の奥が痺れるような・・・。
目頭が熱くなって、私の頬に涙が流れ落ちた。
中澤さんは、そっと唇でその涙を掬ってくれる。
また変な事考えちゃうかもしれないけど・・・・。
その時は、こうやってキスしてくださいね。